トリカラ (Trikala)
トリカラの町は、ギリシャ中央部の肥沃なテッサリア平原上に位置している. 古代ギリシアのホメロス時代には、トリッカ(Trikka)と呼ばれ、3つのアルゴナウタイ神話の発祥地だとされている. また、アスクレーピオスの出身地だとも言われているが、これは古代に彼の大神殿が存在していたエピダウロス出身であるという説もある. 医学の神であるアスクレーピオスの神殿であるとともに、病院でもあった遺跡は、トリカラの町の中央広場と聖ニコラオス教会の間に現存している.
また、ギリシャ・ローマ時代のモザイク画が描かれた床や、店や公衆浴場などの遺跡も多く残っている. 東ローマ帝国時代になると、古代のアクロポリスには要塞が築かれた. こうして、町にはリタイオス川が流れ、聖デモトリオス教会と聖アナルギュリ教会がある現在のトリカラの町の原型となった.
その後、トリカラはオスマン帝国に併合され、やがてギリシャ王国の統治下に入ったが、1897年の希土戦争では4月28日から6か月間オスマン帝国に占領された. 大戦中のピンドス公国の支配下ではトリカラの国民意識の融和が進んだ.
地図 - トリカラ (Trikala)
地図
国 - ギリシャ
ギリシャの国旗 |
ギリシャの地理はヨーロッパの南東端にあり、アジアおよびアフリカとの交差点にある. バルカン半島南端に位置し、国境は北西にアルバニア、北に北マケドニア共和国とブルガリア、北東にトルコと接する. 同国は9つの地理的地域からなり、マケドニア、中央ギリシャ、ペロポネソス半島、テッサリア、イピロス、ドデカネス諸島およびキクラデス諸島を含むエーゲ海諸島、西トラキア、クレタ島、イオニア諸島がこれに該当する. 本土の東にはエーゲ海、西にはイオニア海、南には地中海がそれぞれ位置する. 同国の多数の島嶼のうち227島には居住者がおり、海岸線は全長1万3,676キロで地中海盆地最長かつ世界第11位である. 国土の80%は山岳地帯であり、オリンポス山は2,917メートルで同国最高峰である.
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